M5atomでESP-NOW通信の活用方法を紹介します

M5STACK

はじめに

M5STACK社の無線通信機能付きマイコンモジュールであるM5Atom liteとM5Atom MatrixでESP-NOW通信を行いワイヤレスLチカを応用してみました。

簡単な電子工作ではありますが、実用的で家族の中ではなかなか好評な電子工作です。

プログラムなどの詳細は様々な人のアイデアを形にした作品投稿サイトトイレ使用中でチカ? | ProtoPediaに投稿していますのでご参照よろしくお願いします。
なお、この作品はProtopediaのyoutubeチャンネル:ProtoPediaの時間でも紹介していただきました。

使用方法

本装置は送信装置に取り付けた光センサーで光の有無を検知し、その情報を受信装置へ伝達するという簡単な動作ではありますがESP-NOWというEspressif社の無線通信技術で実現しました。

今回は送信側をトイレに設置し、受信側を離れた場所に設置することで、普段はトイレに人が入っているかどかの状況がわからない部屋(違う階の部屋など)からでも容易に空き状況を確認することができるようにしてみました。

装置説明

この装置は電子工作の基礎で良く使われる光センサーの一つであるCdSセルを使用し実現しています。

CdSセルは検知する光量に応じて抵抗値が変化する部品であり、CdSセルの抵抗値の変化を電圧値の変化として取り出し光量を検出しています。

今回はこのCdSセルをキーパーツとして電子工作をしましたが、半田付け工作が苦手な方は、CdSセル単品に置き換えてM5STACK光センサーユニットもCdSセルが内蔵されているためこちらを使用すれば組み立てだけで作製することもできます。

①トイレに設置する送信機は、光センサとして使用するCdSセルをM5stack ATOM Liteへ接続する構成となります。
上図のようにCdSセルと抵抗器を直列に接続し接続点からM5ATOMのGPIO33に配線します。CdSセルの一方は3.3Vへ接続し抵抗器の一方はGNDに接続します。
抵抗器の値はCdSセルによりますが、10kΩ~100kΩの間から選択すれば大丈夫と思います。

②受信機は特に電子工作の要素は不要でM5Stack ATOM MatrixのLEDアレイで送信機が検知した状態表示を行うプログラム作成のみです。
今回は送信機はトイレに設置していますので、トイレ使用時は「入」で表し、未使用時は表示無しとしました。
ここは使用目的や好みに応じて表示内容を適時変えれば良いと思います。

③センサーの感度は使用状況(設置場所の明るさ)に合わせて調整が必要です。
本システムではトイレ使用時は必ず照明を点けることが前提となっており、私の使用環境としては、トイレには窓もなく日中であってもほぼ真っ暗な状態ですので、人がトイレ内に入っているか入っていないかは、トイレ内の明るさで判定しますが、その閾値設定は比較的容易でした。微妙に薄暗い状態があり得る場合は設定が難しいかもしれません。

おわりに

ESP-NOWはルータを介さずエンドデバイス間で簡単に無線接続できるので通信も安定しており使いやすい技術だと思います。

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